こんな写真×詠んでみた

2013年7月突如出会った新しい芸術表現。 写真と俳句をコラボさせた 「フォト×俳句」 どちらも全くゼロからのスタートです。 作品作成のプロセスや結果を徒然なるままに・・・

カテゴリ: 信毎

なつのこいちょっとまったとさけびけり
信濃毎日新聞6月2日 「フォト×俳句」コーナーで優秀賞に選んで頂きました。
選者は坊城俊樹先生です。
ホームグランドである信毎の「フォト×俳句」に選ばれるのは久しぶり。
前回はなんと1月14日でした。 
実に半年ぶりか?

あんまり採用されないから、最近はホントに作品が向こうに届いているのかな?
などと心配をするまでに。
選者の坊城さんの講評はこんな感じ ↓ です。

夏の恋ちょっと待ったと叫びけり

まさか、これを選んで貰えるとは思わなかった。
確か締切ギリギリでヤケクソ的に作ったものだったような。

『ちょっと待ったぁ!』というのは、ねるとんでのカップリングパーティでの有名なフレーズ。
ミソサザイのこの真剣な表情が、なんだかそれに思えてさらりと作ったもの。

ミソサザイの囀りは恋の季節独特のものらしく。
特に尾羽を立てて鳴く時はかなり真剣なんだと誰かに聞いたような。
あの小さな体からよく、あの声が出るものだと毎度感心してしまう。

聞いた事が無い人には是非とも聞かせてあげたいミソサザイの囀りである。

写真は背景のグリーンの色調整に結構こだわった。
Lightroomで追い込んだものが採用されると単純に嬉しい。
現像作業が実は職人っぽくて好きだったりする。

 [作品写真データ]
モデル:ミソサザイ
カメラ:Panasonic DMC-GX8
レンズ:LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4-6.3 
シャッター速度:1/160
F値:10
ISO:800
WB:オート
露出プログラム:絞り優先
トリミング無し
Lightroom CC2015 for Mac



 にほんブログ村 ポエムブログ 写真俳句へ
にほんブログ村←ランキング参加中です。応援クリックお願いします。

ふきみそをつくるとつぐるにちようび
これも信毎の3月分に投稿してボツになった作品。
写真は早春の朝って感じでかなり気に入ってんだけどなぁ・・・
写真と俳句の関係性は、この写真を撮影したのが日曜日だったということ(笑)
まぁ、そういうのもありかなと思ったんだけどね。

俳句の方は、これも文語がイマイチ怪しいんだけど。
「ツクルトツグル」ってラップ調で格好良いかなと。
そもそも、締切間近で煮詰まってエイヤで出してるからなぁ。

もっとも、じっくり構えて作ったところで大したものにはならないだろうけど。
俳句は、挨拶・即興・滑稽だからね。
本当は瞬発力の勝負のはずだよ(笑)

 [作品写真データ]
カメラ:Panasonic DMC-FZ1000
レンズ:
シャッター速度:1/1600
F値:4.5
ISO:125
WB:オート
露出プログラム:絞り優先
Lightroom CC2015 for Mac






 にほんブログ村 ポエムブログ 写真俳句へ
にほんブログ村←ランキング参加中です。応援クリックお願いします。

めのさむるしゅんかんはるのひかりあり
「・・・覚むる」って文語は使い方はこれで正解なのだろうか?
未だによく解って無い(笑)
文語の使い方って難しい。

時間軸を言葉で表すのが難しいという事だろうか。

これは、何を言いたかったかというと。
カマキリが孵化した瞬間に春の光を浴びて眩しいと感じるさま。
そして、この世に生を受けた歓びと驚きを表したかったのである。

なんかもう少し、適切な表現の仕方があるのかもしれない。
というわけで・・・3月も信毎はボツ (泣)
投稿しているものが全部ボツになって行くような・・・・


 [作品写真データ]
カメラ:Panasonic DMC-GX8
レンズ:LUMIX G VARIO 14-140mm/F3.5-5.6
シャッター速度:1/1000
F値:6.3
ISO:1600
WB:オート
露出プログラム:シャッター速度優先
Lightroom CC2015 for Mac





 にほんブログ村 ポエムブログ 写真俳句へ
にほんブログ村←ランキング参加中です。応援クリックお願いします。

そうそうにじはくうながすおでんざけ
今日(1/14)の信濃毎日新聞朝刊で優秀賞に選んで頂きました。
選者は俳人の坊城俊樹先生。
季語は「おでん」

やっぱり信濃毎日新聞はホームというか。
そもそも、ここに載せたくて「フォト×俳句」を始めたので嬉しいです。
しかも今年最初の掲載が優秀賞というのも、更に嬉しい。

坊城さんのコメントはこちら ↓
2016:01:14 信毎

 ところで「おでん酒」という言葉はあるのだろうか?(笑)
坊城さんによると「親密な人と酌み交わすもの」らしいけど。

この俳句を作っている時に順番に出来たものを書いておきましょう。
★おでん屋に綺麗過ぎだと言ひにけり★
★気がつけば二軒三軒おでん酒★
★今日もまた二軒三軒おでん酒★
★早々に自白促すおでん酒★

二つめで「おでん酒」になっているなぁ。
まぁ、この句の工夫は「いつの間にか悲喜こもごもの事をどちらからとも無く話し始めるのが、おでん屋で呑んでいる時かな」って思った点。
イメージとしては屋台で男2人で世間に愚痴りながらって感じなんだけどね。
坊城さんが書いている通り自分でも「自白」という言葉が出て来たときにはピタッとはまった感じがしました。

写真は実際のおでん屋さんです。
この時は2人じゃなくて仲間5人でここに訪れています。
何かを自白した人はいなかったような(笑)

この時のお店の壁と照明は印象的で何カットか撮っています。
照明をどこに置くかで構図を色々変えてみたり。
あと、ホワイトバランスでもこういう写真はだいぶイメージが変わるので悩みました。

俳句とのコラボって事で考えると、白黒で表現したこちらの方が自分的にはクオリティが高いかなと思ったりして。

おでん酒 (1 - 1)-3
何はともあれ、こういう写真にはGRが滅法強いなとしみじみと思う今日この頃。
なんだかんだ言っても一番手に馴染んでいるカメラだしね。
時々ズームが欲しくなるけど、自分が動けば大概は解決するわけで(笑)


 [作品写真データ]
カメラ:RICOH GR
シャッター速度:1/90
F値:2.8
ISO:4000
WB:オート
露出プログラム:絞り速度優先
Lightroom CC2015 for Mac

ISO4000って凄いな・・・
これって上限設定を忘れていたんだと思われる(笑)
「フォト×俳句」の作品は2LだしPCで閲覧しているぶんには殆ど関係ないかな。





 にほんブログ村 ポエムブログ 写真俳句へ
にほんブログ村←ランキング参加中です。応援クリックお願いします。

とがくしのそらをひろげてことりくる
これも第6回全国フォト×俳句選手権に投稿したもの。
御当地俳句を一つくらい混ぜておくと良い事があるかも。
という姑息な考えで作ったもの(笑)

とは言え、写真はなかなか良い感じい仕上がったような。
これはJR長野駅前の通路。
ちょうど雨上がりで光線が綺麗だったんだよね。
やっぱりいつでもどこでも撮影できるようにカメラを持っているのは大事だな。

そういう意味ではこれを撮したRICOH GRは最高のフォト×俳句カメラのような。
スッと取り出せてパッと撮せる。
スナップシューターと言われているけど、まさにフォト俳句向けだ。

このカメラは今GRⅡとなっているのだけど、イマイチ自分にとっての魅力が無くて買い足していない。
次に出るだろうGR3に大いに期待している。
デジタル一眼も欲しいけど正直このGR3の方がはるかに待ち遠しいのである。



[作品写真データ]
カメラ:RICOH GR
露出:1/320
絞り:
F値:2.8
ISO:100
WB:オート
露出プログラム:絞り優先
Lightroom CC2015 for Mac

このページのトップヘ