こんな写真×詠んでみた

2013年7月突如出会った新しい芸術表現。 写真と俳句をコラボさせた 「フォト×俳句」 どちらも全くゼロからのスタートです。 作品作成のプロセスや結果を徒然なるままに・・・

2016年06月

ろくがつがぎゃあぎゃあわめきながらすぐ
「軽鴨」は夏の季語。
「夏の鴨」という季語もあるけど、これは軽鴨を指している。
それとは逆に「通し鴨」という季語もあって、これは軽鴨以外の鴨を指すらしい。
歳時記によって、この辺りの解説は微妙に違ったりするけどね。

いくつかの歳時記を比べて読んでみて。
バーダーとしての立場から言わせて貰えば、この歳時記の立場が一番しっくりくる。

平凡社俳句歳時記 夏
飯田 蛇笏
平凡社
2012-12-21


 *富安風生が編者になっている


鳥の季語を使う時って、バーダーが読む可能性もあるから季語を選ぶ時は慎重にした方が良いだろうな。
って事は結局、他の季語だってそれぞれの世界のエキスパートがいるだろうから安易な選択は恥をかくだけに違いない(笑)

カモ (1 - 1)-2

どうでも良いけど、このカモ。
絶対アヒル口を意識しているよな(笑)
実は結構、アヒル口の女子は好きだったりするけど。


[作品写真データ]
モデル:カルガモ
カメラ:Panasonic DMC-GX8
レンズ:LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4-6.3 
シャッター速度:1/400
F値:7.1
ISO:400
WB:オート
露出プログラム:絞り優先
トリミング無し
Lightroom CC2015 for Mac 

 
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いだてんとよばれしおとこかぜひかる
月刊俳句界7月号に関しては写真俳句では優秀賞をいただいた。
自分としては写真俳句が掲載されれば十分満足なのである。
さらに今月号には俳句単体でもいくつか選んでいただいたので備忘録として残しておこう。


★韋駄天と呼ばれし男風光る★鳥見山走子

これは兼題「天」で田島和生先生に佳作に選んでいただいたもの。

★抱卵のまま眼を閉ぢて春夕焼★鳥見山走子

これは雑詠で角川春樹先生に佳作に選んでいただいたもの。

★年下の上司の怒号斑雪★鳥見山走子

これは雑詠で夏石番矢先生に佳作に選んでいただいたもの。

★鳥風やサイズ違ひの同じ靴★鳥見山走子

これは雑詠で西池冬扇先生に佳作に選んでいただいたもの。


雑詠は毎月3句出しなんだけど、今回は全部が佳作に選んでいただくという快挙。
これはこれで嬉しいな~
おまけに兼題まで一つ選ばれてるし。

全ボツという時もあるから、何はともあれ選んでいただいて掲載されるのは嬉しい。
などと暢気な事を書いている場合では無いな。
今月の締切は明日だというのに、全く出来て無いし。
先月は等々投句しないで過ぎちゃったしな。
あと数時間産みの苦しみを味わう事としよう(笑)


[作品写真データ]
モデル:ハヤブサ
カメラ:Panasonic DMC-GX8
レンズ:LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4-6.3 
シャッター速度:1/2000
F値:6.3
ISO:1250
WB:オート
露出プログラム:シャッター速度優先
トリミング有り
Lightroom CC2015 for Mac 

 
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つばめのことびたつたびにますはやさ


なるほど~
単に「燕」だと春の季語で「燕の子」だと夏の季語になる。
このパターンは他にもあったような。

子供は季語だけど親は季語じゃないとかもあるな。
「馬」とか「雀」とか「烏」とか・・・

ツバメ (1 - 1)-2
 
ツバメの子供がこんなに一堂に集って居る場面は初めて見たような。
可愛いというより、何気に気持ち悪かったりして(笑)
そう言えば、鳥が気持ち悪くて苦手だと言う人も結構いるんだよね。

ツバメ (1 - 1)-3

飛んでいる方にピントを合わせたかったんだけど・・・
まだまだカメラワークが未熟だと痛感。
こういうシーンをピタっと抑える人は抑えるもんね。
シャッター速度を1/2000以上にしないと多分ダメなんだと思うけど。
そうすると、ピーカン限定か、或いはISOを高く設定するか。

習うより慣れろだな。
ツバメの子供が飛ぶことを学習するように、自分もカメラワークを学習せねばと思っての一句。


[作品写真データ]
モデル:ツバメ
カメラ:Panasonic DMC-GX8
レンズ:LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4-6.3 
シャッター速度:1/640
F値:6.3
ISO:400
WB:オート
露出プログラム:シャッター速度優先
トリミング有り
Lightroom CC2015 for Mac 

 
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くものみねおながのあおをうつしけり
オナガって季語になっていないんだ・・・
カラスと同じで年中いるからな(笑)
自分の住んでいる周りでは普通に存在しているので全く希少価値が無い鳥ですが。
関西の方には生息していないらしいです。

オナガ (1 - 1)-3

目の周りが黒いので、キャッチアイを出すのに一苦労。
今までも何度か撮しているけど、イマイチな絵ばかりでした。
それから住宅地の電線に停まっているのでカメラを向けられないとか(笑)

オナガ (1 - 1)-6


今回は、なんと橋の上からの撮影です。
これは思いつかなかった(笑)
だいたい、いつもは見上げているんだけど、見下ろしながらシャッター押してます。
ちょっと距離はあるけど、なんとか狙えました。

オナガ (1 - 1)-4

この写真 ↑ なんか見ると、尾羽が二段階に取っ付いているのか?
と、思わせるような絵柄になっています。
実際のところどうなんでしょう?

今朝のように光があれば、ちょっと距離があってもなんとか絵になりそう。
この場所は今後も時々来てみようかな。



[作品写真データ]
モデル:オナガ
カメラ:Panasonic DMC-GX8
レンズ:LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4-6.3 
シャッター速度:1/80
F値:9.0
ISO:400
WB:オート
露出プログラム:絞り優先
トリミング有り
Lightroom CC2015 for Mac 

 
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がんかけのむごんのふたりあおばずく
この作品が本日発売の月刊俳句界7月号で写真俳句として優秀賞をいただきました。
嬉しい~
これは、当ブログの5月12日のエントリーのものでした。 
何度も書いているけど、月刊俳句界の写真俳句の投稿ルールは「既出可」なんですよね。
なので、締切前一ヶ月の中から自選の一枚を投稿してます。

俳句界 (1 - 1)

 この選評 ↑ が何とも嬉しい。
作者の自分の狙いを全て汲んでくれている評となっている。

この作品はほぼ実景なんですよね。
某神社の木に、このアオバズクがいて、向こうの方で願掛けなのか何か手を合わせている二人がいました。
選評どおり、「願掛け」はどちらにもかけているのです。

そして、このアオバズクは今抱卵中。
ヒナが孵ったらまた作品にしたいなと、心待ちにしているところ。



[作品写真データ]
モデル:アオバズク
カメラ:Panasonic DMC-GX8
レンズ:LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4-6.3 
シャッター速度:1/50
F値:9.0
ISO:1600
WB:オート
露出プログラム:絞り優先
ノートリ
Lightroom CC2015 for Mac 

 
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