こんな写真×詠んでみた

2013年7月突如出会った新しい芸術表現。 写真と俳句をコラボさせた 「フォト×俳句」 どちらも全くゼロからのスタートです。 作品作成のプロセスや結果を徒然なるままに・・・

2016年01月

なきごえをおぼえるまえにふゆおわる
多分・・・トラツグミだと思う。 初見!
バーダーの世界では初めて出会った鳥をライファーと呼ぶらしい。

俳句では「虎鶫」は夏の季語になっている。
まさか季語にあるとは恐るべし(笑)
なんで夏なのやら?当地では冬鳥の扱い。

トラツグミ (1 - 1)-3

去年仕入れた情報で、このあたりにトラツグミが出るという場所。
実は自宅からかなり近い場所だったりするのだけど(笑)
全く気がつかなかった。
そう言えばそろそろ季節だよなと散歩がてら出かける。

トラツグミ狙いで30分くらいウロウロしてたけど見つからず。
諦めて帰ろうとした帰り道で発見。
逆光だったのでそろりそろりと距離を縮める。
勿論、証拠写真用のものは残しながら近づく。

トラツグミ (1 - 1)-2

トラツグミって雑木林などの地面でウロウロしている筈なんだけど。
この子は高い木の上で発見。
図鑑のトラツグミはもう少し濃い茶色なんだけどね。
どうなんだろう?
まぁ近所だから、そのうちバッチリな写真は撮れるような気がする。

[俳句自解]
鵺(ぬえ)という架空の動物がいるのだけど。
トラツグミの声で鳴くとされている。
森の中で夜中に細い声で鳴くらしいけど判らないや。
という俳句(笑)

[作品写真データ]
カメラ:Panasonic DMC-FZ1000
シャッター速度:1/1250
F値:4.0
ISO:320
WB:オート
露出プログラム:シャッター速度優先
Lightroom CC2015 for Mac


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めのおくのひかるいのちやはるちかし
イカル 俳句では夏の季語

★いかる来て起きよ佳き日ぞと鳴きにける★水原秋櫻子

季語が動くとか、季語を効かすとかいうけど。
鳥の季語ってどうなのよ?
だいたい普通の人はそれほど鳥に馴染んでないだろうし。
急に「イカル」 って言われてわかる人がどれだけいるのやら?

イカル (1 - 1)-2

イカルもミヤマホオジロなんかと同じで目の周りが黒いので光を入れるのが大変。
かなりの枚数を撮る事になる。
まぁ、こっちの方がサイズが大きいからまだ楽かな。

などと言ってたら3羽まとめてキャッチアイを作れた(笑)

イカル (1 - 1)-3
 
あまり雪が無い地方の人達にすれば鳥と雪のコラボ写真は貴重らしい。
そりゃそうだろうな。
ちょっと雪景色になるだけど普通の鳥も絵になっちゃうし(笑)



[俳句自解]
イカルの目に光を入れるのが難しいので。
それを詠んだ俳句。
本人以外には分からないだろうな・・・


[作品写真データ]
カメラ:Panasonic DMC-FZ1000
シャッター速度:1/4000
F値:4.0
ISO:800
WB:オート
露出プログラム:シャッター速度優先
Lightroom CC2015 for Mac 


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えんぎはのにらみひとつやふゆのらい
カケス  俳句では秋の季語となっている。
この鳥は綺麗な鳥なんだけど、鳴き声がねぇ・・・・
って、いつも思ってたんだけど、実は顔も怖いじゃん(笑)

カケス (1 - 1)-2

たまたまこういう目つきなの?
なんか気に入らないことあったの?
演技?

と、聞きたくなるよね。
カケスって飛ぶときは全く音を立てずに飛ぶんですよ。
ほんと忍者のよう。


[俳句自解]
この睨みを効かせた顔が全てですよね。
鳥の顔からインスピレーションで俳句を作ると結果距離感が良い感じになると自分では思っている。
この作品なんかは、どこかに出せば入選しそう?
まぁ自選のものって大概ダメなんだけどね(笑)

[作品写真データ]
カメラ:Panasonic DMC-FZ1000
シャッター速度:1/1000
F値:4.0
ISO:500
WB:オート
露出プログラム:シャッター速度優先
Lightroom CC2015 for Mac



 


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べーぐるのならぶえんがわあきうらら
これも俳句界の2月号で雑詠・佳作に選んで頂いた作品。
選んでくれたのは鈴木しげを先生。
どちらかと言えばこの前の
★秋うらら赤い鞄に赤い靴★山走子
よりも、こっちの方が自分は気に入ってるんだけどね。

何をもって佳句とするのか、その人の基準だろうから。
この句も「フォト×俳句」にはし難かったんだよね。
結局のところ、かなり具体的に十七音で表現してしまうと写真を合わせずらいと言う事。
どうもそういう傾向があるような気がする。

とりあえず雑誌や新聞に掲載される俳句は俳句の体裁を具備していると言って良いのだろう。
選句する能力とか鑑賞する能力はやっぱり結社の句会とかで培われるのだろうな。
って、出た事無いからそれさえも分からないけど(笑)

[俳句自解]
これはですね、「縁側のパン屋さん」というキャッチフレーズのベーグル屋さんに行った時に出来た物です。
パクリ寸前というかなんというか(笑)

ベーグル (1 - 1)-2

俳句のフレーズって十七音しかないから。
気を付けないと何かのパクリになってしまう可能性がある。
何かの間違いで有名になったら(笑)
あの時のあの作品は極めてパクリに近いとか叩かれたりして。

とは言え、表現している内容が違うのでオリジナルだと胸を張ったりするのである。






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しゅうまつのだいにすてーじむつのはな
「ミヤマホオジロ」 ホオジロの傍題で俳句では春の季語。
鳥の世界ではホオジロとミヤマホオジロでは有り難みがだいぶ違うような(笑)
ホオジロはどこに行ってもいるけどね。
この黄色と黒の凜々しいお顔はなかなか見る事が出来ないのではないでしょうか。

ミヤマホオジロ (1 - 1)-2

雪景色が似合う鳥だと思うんだけど。
まぁこの雪と鳥をセットで撮影するのは案外難しいのですよ。
露出が定まらないっていうか。

それ以上に目の周りが黒いこの手の鳥って、キャッチアイが作れない。
色々動いてみるのだけど、思うようにはいかないなぁ・・・
まぁ鳥の滞在時間も短いし動くから今回はこの程度なんですけど。

[俳句自解]
この時は正面ではルリビタキ狙いだったんですよ。
青いルリビタキが2羽とメスやらワカやらが数羽で賑やかなステージでした。
で、予期せぬというか左の端にミヤマホオジロが登場(笑)
サブステージなのか第二ステージなのか。

全然関係無いけど、70年代の中津川フォークジャンボリーでメインステージの岡林信康以上に人気があったのはサブステージの吉田拓郎で、この時の「人間なんて」も伝説になっている。




[作品写真データ]
カメラ:Panasonic DMC-FZ1000
シャッター速度:1/1600
F値:5.0
ISO:125
WB:オート
露出プログラム:シャッター速度優先
Lightroom CC2015 for Mac



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