こんな写真×詠んでみた

2013年7月突如出会った新しい芸術表現。 写真と俳句をコラボさせた 「フォト×俳句」 どちらも全くゼロからのスタートです。 作品作成のプロセスや結果を徒然なるままに・・・

2015年11月

あさまよりあさまをうつすふゆびより
月に一度から二度東京に仕事に出かける。
新幹線は今年の春から北陸まで開通して、「かがやき」「はくたか」「あさま」の三種類になった。
長野新幹線は「あさま」だけだったのだけどね。

「あさま」はJR東日本管轄で「かがやき」と「はくたか」はJR西日本管轄となるらしい。
で、新幹線あさまは一日に数本しか運行されなくなった。
旧車両での移動は逆に貴重になったりして(笑)

たまたま、乗っていた車両が旧車両の「あさま」で浅間山を通過するときが快晴。
おっ!これはチャンスとシャッターを押す。
200㎞以上の速度で走っていると思うんだけど,案外綺麗に写るものだ。
もっとも多少Lightroomでいじってはいるけれど。
左側にガラスの写り込みが分かると思う。

「より」と「から」の使い方は結構悩むところ。
辞書をひくとほの同じような意味で載っている。
なんとなく「より」の方が俳句っぽいのかな?ってところでこの十七音。


  [作品写真データ]
撮影日時 2015/11/27
カメラ:RICOH GR
露出:1/1500
絞り:
F値:4.0
ISO:100
WB:オート
露出プログラム:
Lightroom CC2015 for Mac



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こがらしのとどかぬさきのおくのみち
類想類句という言葉があるけど。
自分レベルだとほとんどそんな状態になっているような気がする。
この句もなんかどこかで、こんな感じの表現を使ったような或いは読んだような。

俳句は十七音しかないので、先行している句がある場合がいくらでもあるらしい。
俳句の雑誌を読んでいると「入選の取消」と言った記述を毎月のように目にする。
ようするに、誰かが作った俳句とほぼ同じようなものが先行して存在していたということ。

盗作とかは以ての外だけど。
偶然似てしまうってのはあるだろうなぁ・・・
テレビCMを何度も見ているといつの間にかそれを覚えてしまうようなもので。
どこかで、『あ、これ良いな』って思ったフレーズ。
そういうのって絶対どこかに記憶していて、最初の頃はその出典を覚えているけど。
そのうち、出典を悪気も無く忘れて自分が作ったフレーズだと勘違いしてしまう。

でも、それって恥ずかしい事だよね。
一応自分の作ったものでどこかに投稿したものは記録を残していて。
何となくチェックしてたりもするけど。
俳句歴が長くなればなるほど、その危険は増すって事だよなぁ・・・

ふと、そんな事を考えた。

 

 [作品写真データ]
撮影日時 2015/11/19
カメラ:Panasonic DMC-FZ1000
露出:1/6
絞り:
F値:2.8
ISO:6400
WB:オート
露出プログラム:
Lightroom CC2015 for Mac



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きたみちをおもいかえすやふゆびより
歳時記ではゴジュウカラって夏の季語となっている。
留鳥なので年中いるわけだけど、夏かなぁ・・・違うような気がするな(笑)
初めてこのゴジュウカラを見たのは雪の戸隠奥社参道だった。
この鳥の姿もキュートだ。
小鳥はどれも好きなんだけどね。

 ゴジュウカラ (1 - 1)-3

だいたい、木に留まっているはずなんだけど。
この時は木道に降りてきていてチョコチョコと動いていた。
この ↑ 写真のような姿・・・好きだなぁ(笑)
自分の中の何がこれに反応しているのやら。

 ゴジュウカラ (1 - 1)-2

後ろ姿も、なんだけこういう衣装あるよね。
AKBとかがこんな感じで歌を唄ってたような。
フリフリのパンツ。みたいな。

そうそう、ゴジュウカラの俳句を見つけたんだけど。
★四十雀五十雀よくシャベル哉★尾崎放哉
さすが放哉って感じ(笑)
ってか、これ真面目に作ってんのかな?と言いたくなるよ。
ダジャレの世界じゃんね(笑)



 ゴジュウカラ (1 - 1)

小鳥を愛でるってのは贅沢な事だし。
世の中が平和で無いとこんな事もしてられないしね。
ありがたいことだと思う今日この頃。




[作品写真データ]
撮影日時 2015/11/13
カメラ:Panasonic DMC-FZ1000
露出:1/320
絞り:
F値:4.0
ISO:320
WB:
露出プログラム:シャッター速度優先
Lightroom CC2015 for Mac




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たいとるをつけししゃしんやふゆのとり
キバシリ  歳時記に記載は無い
スズメ目キバシリ科 
①生活型 留鳥
②分布   九州以北
③生息地 林
④見られる時期 一年中
⑤全長  14㎝

森の忍者と呼ばれる鳥なんだけど。
小さくて色が地味なんだよね。
木の枝を這うように登って行く。
そういえば、木を上から下に移動する鳥っていないな(笑)

 キバシリ (1 - 1)-2

手元の野鳥大図鑑によると三つ星の鳥。
その割には普通に見られるような(笑)
この写真は戸隠で撮したものだけど、どうやら日本の中でも戸隠って鳥にかんしては凄いらしい。
ここ一年間通ってきてホントそれはそう思う。
鳥も凄いけど、全国からここに鳥を見に来ている人達の数がこれまた凄い(笑)


 キバシリ (1 - 1)

この写真 ↑ なんかを見ると、森の忍者と言われる由縁がわかるのでは無いだろうか?
動画を撮っておいたらもっと分かりやすいと思うけど。
ほんと、チョコマカと進むんだよね。
この位のサイズの鳥はどれも可愛いと思う今日この頃。


[作品写真データ]
撮影日時 2015/11/13
カメラ:Panasonic DMC-FZ1000
露出:1/800
絞り:
F値:4.0
ISO:160
WB:
露出プログラム:シャッター速度優先
Lightroom CC2015 for Mac



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てづくりのぱんににものやあきのひる
月間角川俳句12月号 (8月31日締切の作品)
平成俳壇で今井聖さんに佳作に選んでいただきました。
俳句の雑誌は「俳句界」にしか投稿していなかったのですが、この頃は何を考えたか角川にも投稿。
2ヶ月くらい全ボツだったと思うのだけど、ここで拾って貰えました。

出してすぐに結果が分からないので。
というか、随分と時間が経過してからなので、すでに自分の中にも記憶が無かったりします。
この後9月と10月の締切分は投句してないし。
11月も投句したくても雑誌を買ってないので投句ハガキが無い(笑)

何というか、諦めないでコツコツ続けるのが上達への道だんだろうな。
追い詰められないと俳句が出来ないタイプだしね。
来年の目標はこの角川俳句と俳句界で「推薦」「特薦」を獲ることにしよう。

この句は確か実景です。
自分で作ったパンと煮物を持って来た来た人にどこかでお会いしたときに出来たもの。
パンと煮物の組合せが面白いなぁと。


[作品写真データ]
カメラ:RICOH GR
露出:1/1000
絞り:
F値:2.8
ISO:100
WB:
露出プログラム:絞り優先
Lightroom CC2015 for Mac




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