こんな写真×詠んでみた

2013年7月突如出会った新しい芸術表現。 写真と俳句をコラボさせた 「フォト×俳句」 どちらも全くゼロからのスタートです。 作品作成のプロセスや結果を徒然なるままに・・・

2014年03月

寒明けや付箋犇めく文庫本
信濃毎日新聞今朝の朝刊で「フォト×俳句」優秀賞をいただきました。
選者は坊城俊樹さん。
坊城さんの選評は以下のとおりです。

IMG_20140320_061816


俳句、写真ともにまことに完成度が高い。
さえざえとした樹木の走り根を、本に挟み込まれた付箋と見立てたのであろうか。
その本は哲学書、もしくは医学書を想像する。


嬉しいお言葉を頂きました。
完成度が高いと言われると、なるほどそうなのかぁ・・・と。
自分としては、相変わらず湘子先生の基本パターン1を踏襲しているだけなんですが。

角川学芸ブックス 新版 20週俳句入門
藤田 湘子
角川学芸出版
2010-04-21


やはり、湘子先生の仰る 「型」 の恩恵を存分に受けているということなんでしょうなぁ。

ところで、哲学書か医学書かと書いて貰ってますが。
種を明かせば、歳時記と国語辞典を見ながらまとめた句です。
たしか、俳句ポストの兼題に四苦八苦しながら言葉を捜していた時に出来ました。

何はともあれ、初めて信濃毎日新聞の「フォト×俳句」で優秀賞を貰えた事が嬉しい。
これでwebにもアップしてもらえるということです。
新聞での掲載サイズも他と比べて大きいので、これも自慢です。

しばらく天狗になりそう(笑)


[写真解説とデータ]
カメラ:SONY RX100
露出時間:1/30
絞り:
F値:f/1.8
ISO:200
WB:自動
露出プログラム:おまかせオート
露出バイアス:±0


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春の夜に鳴り止まぬ歌マークⅡ

小林恭二の「これが名句だ!」によると。

これが名句だ! (角川俳句ライブラリー)
小林 恭二
KADOKAWA / 角川学芸出版
2014-02-27


俳句も同じです。
中年以降俳句を始めた人は、まず頭の中で何かを考えて、それを俳句にしようとする。
だからちぐはぐになったり、硬い表現になったりする。
(598/2447)

つまり、若者は生理で俳句を創って、年寄りは理屈で創るって事だと思うんだけど。
確かにねぇ・・・何はともあれ一旦頭で考えるよ。
頭で考える前に言葉にするなんて器用な事は今は出来ないな。

上の引用は、中村草田男の作風などの解説の場所での記述で、草田男は27歳から俳句を始めているので、それはチョット遅いんだと説く。
27歳で遅いと言われてしまうと、自分はそのほぼ倍くらいからスタートしているわけで(笑)

まぁ、比較する話しでもないのだけど。







斑雪野の浅き流れに屈みけり

信毎の「フォト×俳句」に投稿して選外になった作品。
この時、同時に応募したものが優秀賞をいただいたので。
相対的にこちらは選外となったもの。

自分としてはどちらも捨てがたい作品なんだよなぁ・・
『屈みけり』って、なんか良いフレーズのような(笑)


春の日に渡り納めや鶴見川
なんだかんだ言いながら一気に春めいてきた。
すこしづつグラデーションのように季節が変わっているんだろうけど。
なんか、一気に変わってしまったような。
そんな気分。




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大海の源なるや春の雪
フォトコン5月号に応募して選外となった作品。
実は、同時に応募したもう一つの作品に入選通知をもらった。
こちらは4月20日の発売日以降に紹介することとする。

信毎にしてもフォトコンにしても、1回の応募点数が複数認められている。
ので、メディアに掲載されたものと、それ以外のもので判断するとこちらは選外作品。
相対的なものなので、この作品そのものの価値ってどのくらいあるのだろう?
残念ながら今の自分には判断がつかない。

フォト俳句の価値は誰が決めるのか?
と言えば、自分(笑)
まぁ、自分で創っているものは全部素晴らしいものだとの認識だったり。

吟行句会のように、追い詰められて提出するものはともかく。
それ以外は、どれも自分の作品は好きだ。











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